はじめに
「痩せたい」「姿勢を整えたい」「肩こりや腰痛を改善したい」――そんな思いを持って運動を始めようとするとき、最近注目されているのが「マシンピラティス」です。
美容や健康に敏感な女性たちを中心に、マシンピラティス専門スタジオが急増中。
マットピラティスとどう違うの?妊娠中でもできるの?など、気になるポイントも多いですよね。
この記事では、マシンピラティスの特徴や効果、マットピラティスとの違い、そして妊娠中の選び方まで、わかりやすく解説します。

ピラティスとは?
ピラティスは、ドイツ出身のジョセフ・ピラティス氏によって開発されたエクササイズメソッドです。
もともとは第一次世界大戦中、負傷兵のリハビリのために考案されたもので、「体幹(コア)を鍛えることによって、全身のバランスを整える」ことを目的としています。
特徴的なのは以下のような点です。
- 呼吸と動作を連動させることで、身体の内側から整える
- 筋肉を大きくするよりも、しなやかで機能的な体づくりを目指す
- 姿勢改善、柔軟性の向上、肩こりや腰痛の緩和にも効果的
ピラティスは、年齢・性別・運動経験を問わず、どんな人にも取り組みやすい「やさしいけれど効く」エクササイズとして、世界中で愛されています。
マシンピラティスとは?
マシンピラティスは、「リフォーマー」や「キャデラック」と呼ばれる専用マシンを使って行うピラティスです。
スプリングやロープの抵抗・補助を活かして、体を無理なく鍛えるのが特徴です。
マシンピラティスで使用する主なマシン
- リフォーマー
- キャデラック
- バレル
- チェア
- スパインコレクター
- タワー
主に以下のような効果が期待できます。
- 姿勢改善(猫背や反り腰の矯正)
- インナーマッスルの強化
- 体幹の安定
- 筋肉をつけすぎない引き締めボディ
- ケガのリハビリや運動初心者のサポート
体の深層部の筋肉に効かせることができ、関節に負担をかけにくいため、無理なく“美しいライン”をつくれるのが魅力です。
マットピラティスとの違い
比較項目 | マシンピラティス | マットピラティス |
---|---|---|
道具 | 専用マシンを使用 | マット1枚で実施 |
負荷 | マシンのバネで調整でき、サポート力あり | 自重のみ。体力や筋力にやや負荷あり |
難易度 | 初心者でも動きを補助してもらえる | ある程度体力や柔軟性が必要 |
効果の実感 | 正しいフォームが身につきやすく、早め | 個人差あり。継続すればしっかり効く |
価格や設備 | 専用スタジオでのレッスンが必要 | 自宅やフィットネスジムでもできる |
どちらにもメリットはありますが、初心者や運動が苦手な方には、マシンピラティスがより取り組みやすい傾向があります。
またマットピラティスは、オンラインでもできるので自宅にいながら気軽にできることがメリットです。
妊娠中はどっちが良い?
妊娠中のエクササイズとしても、ピラティスは注目されています。
ただし、大事なのは「安全性」と「無理のない運動量」です。
マットピラティスは自重による運動が多く、バランスを崩しやすい動作も含まれているため、妊娠初期や体調が不安定な時期は避けた方が無難です。
一方、マシンピラティスはサポート機能があるため、負荷や動きの調整がしやすく、妊婦さんでも無理なく行える場合があります。
特に以下のようなメリットがあります
- 呼吸や骨盤まわりの筋肉にアプローチできる
- ゆっくりした動作でリラックス効果がある
- インストラクターによる個別サポートが受けられる
ただし、妊娠中のマシンピラティスは必ず医師の許可を得てから。
スタジオ選びも、マタニティ対応のクラスがあるかを事前に確認するようにしましょう。
マシンピラティスを選ぶ理由とは?
マシンピラティスを継続している人たちの多くが、「身体の使い方がわかるようになった」「無理なく体型が整った」といった効果を実感しています。
運動が苦手でも安心して始められ、姿勢・呼吸・バランスを同時に整えていける点で、ほかのトレーニングとは一線を画します。
ジムでの筋トレのような激しさがなく、内側から整えるアプローチができるのが大きな特長です。
まとめ
マシンピラティスは、初心者から上級者、妊娠中の方まで、幅広い人が取り組みやすい全身トレーニングです。
マットピラティスよりもサポート力があり、フォームの矯正もしやすいため、理想のボディラインを目指す人にはぴったりの選択肢です。
「本当に変わりたい」と思ったら、まずは一度、体験レッスンに参加してみるのがおすすめです。
あなたの身体に新しい気づきをもたらしてくれるはずです。