はじめに
ふわふわの巻き毛とぬいぐるみのような見た目で人気のトイプードル。
その可愛らしさから室内犬として定着していますが、実はもともと狩猟犬だったという意外なルーツをご存じでしょうか。
この記事では、トイプードルの起源や、どのような経緯で現在の姿に変化していったのかをご紹介します。

トイプードルの起源は水猟犬だった
トイプードルの祖先は、フランスやドイツを起源とするスタンダードプードルです。
以下の写真の子はスタンダードプードルです。

この犬種は主に水鳥猟(ウォーターレトリーバー)に使われており、川や沼で撃ち落とされた鳥を回収する役割を担っていました。
濡れても体温が下がりにくいカールした被毛や、高い知能、従順な性格が、狩猟犬として非常に優れていたのです。
プードルのバリエーションと改良の歴史
プードルにはスタンダード・ミディアム・ミニチュア・トイの4種類のサイズが存在します。
トイプードルは、スタンダードプードルを愛玩犬として改良・小型化した犬種です。
特に18世紀以降、貴族階級のペットとして人気が高まり、サーカス犬としても活躍していた記録があります。
高い知能と運動能力、そして訓練しやすい性格が評価されてきたのです。

現代のトイプードルが持つ特徴とその理由
現在のトイプードルは家庭犬・コンパニオンドッグとして非常に人気です。
しかし、その基本的な性質には、かつての狩猟犬としての特徴が残っています。
たとえば、活発で運動好き・学習意欲が高い・人とのコミュニケーション能力が高いといった点です。
これらはすべて、もともと働く犬として鍛えられていた名残なのです。

まとめ
トイプードルは、見た目の可愛らしさとは裏腹に、知性と働き者の本能を持った犬種です。
そのルーツを知ることで、より深くこの犬種の魅力を理解できるでしょう。
愛らしい見た目の中にある狩猟犬としての誇りと歴史に、ぜひ注目してみてください。