はじめに
トイプードルと聞くと、ふわふわの巻き毛と愛らしい姿を思い浮かべる方が多いでしょう。
しかしその可愛さの裏には、非常に高い知能を持つという意外な一面が隠されています。
実はトイプードルは、世界で2番目に賢い犬種としても知られており、しつけのしやすさやトリックの習得能力の高さが特長です。
この記事では、トイプードルがなぜこれほど賢いのか、その理由や飼いやすさについて解説していきます。

犬の知能ランキングで第2位
アメリカの心理学者スタンリー・コレン博士が発表した犬の知能ランキングでは、ボーダーコリーに次いで第2位にランクインしたのがトイプードルです。
このランキングは、命令の理解力や新しいトリックを覚えるまでの時間などから評価されています。
トイプードルは、5回以内の繰り返しで新しいコマンドを理解し、95%以上の確率で指示に従うことができるとされており、非常に優れた学習能力を持っているのです。
なぜこんなに賢い?

トイプードルが高い知能を持つ理由には、人との強い関わりと作業犬としての歴史が関係しています。
もともと水中での作業を手伝う「ウォータードッグ」として活躍していたため、人間の指示を理解し、忠実に行動する能力が求められていたのです。
また、長年にわたって人間との共同生活を送ってきたことで、感情を読む力や空気を察する力にも長けています。
しつけがしやすい理由

トイプードルは「飼いやすい犬種ランキング」でも上位に入ることが多く、その理由の一つがしつけのしやすさです。
高い学習能力に加えて飼い主に喜んでもらうことが好きな性格のため、ポジティブな声かけや褒めるしつけが効果的です。
トイレのしつけや基本的なマナー、芸を覚えるスピードも早く、初心者にも向いている犬種といえます。
注意したい点
賢い反面、退屈に弱いのもトイプードルの特徴です。
刺激が少ない生活を送っていると、ストレスから問題行動を起こすこともあるため、頭を使う遊びやしつけトレーニングを日常に取り入れることが重要です。
また、甘やかしすぎると知恵を使ってわがままになってしまう可能性もあるため、ルールをしっかり教えることが大切です。
まとめ

トイプードルは、見た目の可愛さだけでなく世界でトップクラスの知能を持つ犬種です。
しつけがしやすく、飼い主との信頼関係を築きやすいため、初めて犬を飼う方にもおすすめです。
知能の高さを活かすためにも、日々の遊びや学びの機会をしっかり提供してあげましょう。