はじめに
「米国株に投資してみたい！」
「米国株って最近よく聞くけど、どうやって始めればいいの？」
そんな疑問を持つ投資初心者の方へ。
この記事では、米国株投資の始め方から注意点までを、やさしく丁寧に解説します。
米国株投資とは？
米国株投資とは、アメリカに上場している企業の株を買って資産運用する方法です。
成長性の高い企業が多く、日本人投資家にも非常に人気の高い市場です。
米国株の魅力とメリット
世界を代表する成長企業に投資できる
テクノロジーやヘルスケアなど、将来性のある産業が豊富！
1株から買える（少額で始められる）
ある大手IT企業の株を1株だけ買えば、為替レートにもよりますが、3〜4万円程度から始められます。
年4回の配当がある企業が多い
配当実績が安定しているグローバル消費財メーカーなど、長期保有に向いた企業が多く存在します。
新NISAにも対応
「成長投資枠」を使えば、米国株も非課税で購入可能！
新NISAや、新NISAの「成長投資枠」について知りたい方は、以下を参考にしてください。
米国株投資のはじめ方【初心者ステップ】
対応した証券口座を開設
米国株対応のネット証券
各社に特徴があるので、ご自身のスタイルに合ったものを選びましょう。
- SBI証券（S株米国版あり）
- 楽天証券
- マネックス証券
※ すべて新NISA対応
口座を開設するにあたって、一般口座と特定口座についての以下の記事を参考にしてください。(新NISAの制度は使用しない)
新NISAの「成長投資枠」で買う設定
年間240万円まで非課税で、米国株やETFに投資できます。
ETFについて知りたい方は、以下を参考にしてください。
買いたい米国株を選ぶ
初心者に人気のある銘柄例
| 企業イメージ（匿名） | 業種 | 特徴 |
|---|---|---|
| 世界的IT企業A | テック | 世界最大級の時価総額企業、配当あり |
| グローバル飲料メーカーB | 消費財 | 安定配当とブランド力で人気 |
| 米国株ETF（インデックス型） | ETF | S&P500に連動、分散投資に最適 |
FANG+（ファングプラス）
そのほか、米国株の中でも世界をけん引する10銘柄を集めた『FANG+（ファングプラス）』も注目されています。
米ドルでの購入・両替
米国株の購入には、日本円を米ドルに両替する必要があります。
両替方法や手数料は、証券会社や金融機関によって異なります。
主に次の2つの方法があります
- 円貨決済
- 日本円で購入し、証券会社が自動的にドルに両替して取引する方式
- 外貨決済
- あらかじめ自分で米ドルに両替しておき、そのドルで取引する方式
たとえば、一部のネット証券では提携銀行を使って外貨を事前に用意することができ、為替手数料が相対的に低く抑えられるケースもあります。
初心者の方には、まずは手軽な「円貨決済」から始めて、慣れてきたらコスト面を比較して外貨決済も検討するのがおすすめです。
米国株での「つみたて投資」はできるの？
個別の米国株を積立投資することは基本できませんが、米国株に投資できる投資信託なら積立が可能です。
米国株の個別株を自動で積み立てるのは難しい
- 多くの証券会社では米国株の積立購入（ドル建ての自動積立）は対応していません
- 自分で毎月購入する必要があり、手間がかかります
米国株に投資する「投資信託」で積立は可能！
個別株ではつみたて投資が難しい米国株ですが、米国株に投資する投資信託を使えば、積立による分散投資が可能です。
以下は、参考例としてよく知られている商品です（一部「つみたて投資枠」に対応）
例
| 商品イメージ（例示） | 特徴 |
|---|---|
| 低コスト運用を重視したインデックス型ファンド | 米国の主要企業500社に幅広く分散投資ができるタイプ |
| 海外ETFを活用するタイプ | 米国の代表的ETFを通じてS&P500に投資する仕組み |
| 幅広い層から選ばれている投資信託 | ネット証券でも積立しやすく、「つみたて投資枠」に対応 |
実際の銘柄や詳細は、金融機関の公式情報をご確認ください。
米国ETFの積立は一部可能（成長投資枠）
- 米国ETF(VOO、VTI、QQQなど)を使って米国株に分散投資する方法もあります
- 新NISAの「成長投資枠」で購入可能
- 一部の証券会社では「定期買付機能」で擬似的に積立ができます
例示であり、特定商品の推奨ではありません
米国株の注意点とリスク
為替リスク
- ドルで投資するため、円高・円安によって円ベースの利益が変動します。
例
- 1ドル＝150円 → 130円に下がる → 株価が上がっていても、円に換算すると利益が減ることも
税制・配当の扱いが異なる
- 米国株の配当には米国で10%課税（自動で引かれる）されます
- さらに日本でも課税対象になるが、確定申告で「外国税額控除」を使えば取り戻せる場合あり
情報は英語ベースが多い
- 企業の最新情報は英語ニュースやIR資料が中心。
- 初心者は、日本語で解説してくれるサイトや証券会社の情報をうまく活用しよう。
円相場の変動が米国株投資にどう影響するかを知りたい方は以下を参考にしてください。
よくある質問（Q&A）
米国株は何株から買えるの？
基本は1株から買えます！（日本株は100株が一般的）
いくらくらい必要？
銘柄によりますが、5千円〜5万円程度から始められます。
日本株とどちらがいいの？
どちらが優れているかは投資目的やリスク許容度によって異なります。
安定性を重視するなら日本株、成長性を求めるなら米国株といった考え方もあります。
それぞれの特徴を活かして分散投資を検討するのも一つの方法です。
米国株×新NISAの活用法の一例
新NISAの「成長投資枠」を活用することで、さまざまな投資スタイルに応じた米国株投資が可能です。
以下は、よく選ばれる傾向のある投資対象の一例です。
| 投資スタイル | 代表的な企業・商品例（匿名） | 使用枠 |
|---|---|---|
| 安定した配当を重視 | 世界的飲料・日用品メーカーなど | 成長投資枠 |
| 成長性を重視 | テクノロジー分野の大手企業やイノベーション企業 | 成長投資枠 |
| 分散投資型 | 米国株インデックスに連動するETF商品など | 成長投資枠 |
上記は一例であり、特定の商品や銘柄を推奨するものではありません。
「つみたて投資枠」は、基本的に米国個別株には使えませんが、一部の投資信託を通じて間接的に米国株に投資することは可能です。
まとめ
米国株投資は、世界トップ企業に1株から気軽に投資できる魅力的な手段です。
新NISAの「成長投資枠」と組み合わせれば、非課税で米国の成長を取り込めるチャンスにもなります。
ただし、為替リスクや税制面での違いもあるので、まずは少額から試してみるのがおすすめです。
- 米国株は「1株から」「円でOK」「高配当・成長株多数」
- 新NISAの「成長投資枠」で非課税投資が可能
- 為替と税金の仕組みに注意しながら、長期投資を意識しよう！
