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【初心者向け】ETFとは?しくみ・メリット・注意点をやさしく解説!




本記事は、一般的な情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄や証券会社を推奨・勧誘するものではありません。
投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任と判断で行ってください。
投資は元本保証されておらず、損失が生じる可能性があります。


はじめに

「ETFってよく聞くけど、投資信託と何が違うの?」
「はじめての資産運用に向いているの?」

そんな疑問をもつ投資初心者の方へ。
この記事では、ETF(上場投資信託)とは何か、そのしくみや特徴、注意点までをやさしく解説します。

ETF

ETFとは?

ETFとは「Exchange Traded Fund」の略で、証券取引所に上場している投資信託のことです。

簡単に言うと、「株のように売買できる投資信託」です。

  • 通常の投資信託は、1日1回決まる基準価額で購入・解約します。
  • ETFは株と同じようにリアルタイムで売買できます。

ETFのしくみ

ETFは、ある「指数(インデックス)」に連動するように作られています。

  • たとえば、ある株式市場の上位企業の平均値に連動
  • 特定のテーマ(例:環境、テクノロジー、グローバル市場など)に沿った商品もあります

つまり、ETFは、「1つ買うだけでいろんな銘柄に分散投資できるセット商品」です。

  • 株式市場全体の値動き
  • 特定の業種やテーマ(テクノロジー、環境など)

に連動して値段が動きます。

株式指数については以下を参考にしてください。

ETFのメリット

メリット内容
分散投資ができる1つの商品で複数の株や債券に分散投資可能
リアルタイムで売買できる株のように取引所が開いていれば売買可能
比較的コストが低い信託報酬などが投資信託より抑えられている傾向
少額投資も可能1口から購入できる商品も多い

ETFの注意点・リスク

ETFには以下のような注意点があります。

  • 価格と指数がズレることがある(乖離)
  • 買値と売値に差(スプレッド)がある
  • 平日・取引所が開いている時間のみ売買可能
  • 元本保証はなく、価格変動による損失リスクもあります

ETFと投資信託の違い

比較項目ETF投資信託
売買方法株式市場で売買証券会社を通じて注文
価格市場価格(常に変動)基準価額(1日1回)
最低投資額数千円〜1口単位100円〜数千円程度
信託報酬低めが多い商品により差が大きい
分配金商品によってあり再投資型・受け取り型が選べる

投資信託について知りたい方は以下を参考にしてください。

初心者に人気のETFタイプ

初心者の間でよく選ばれているETFのタイプには

  • 株式市場全体に連動するインデックス型ETF
  • 分散性が高く、長期保有に適しているタイプ
  • 信託報酬が低めで運用コストが抑えられるもの
  • 分配金の出るETF(再投資 or 受け取り選択可)

などがあり、資産形成のベースとして選ばれるケースが多いようです。

ETFの一部も信用取引で扱えるものがあります。信用取引について詳しく知りたい方は以下を参考にしてください。

新NISAでETFは買える?

はい、ETFは新NISAの「成長投資枠」で購入可能です。

  • 年間240万円までの投資が非課税の対象に
  • 分配金や売却益も非課税に(条件あり)
  • 「つみたて投資枠」ではETFは対象外です

なお、ETFに投資する投資信託であれば「つみたて投資枠」で対応している商品もあります。

新NISAの「成長投資枠」、また新NISAについて詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

投資信託と個別株投資の違いについて、FANG+を例に、お弁当で解説した記事がありますので、以下をチェックしてみてください。

まとめ

ETFは、「市場で売買できる投資信託」のような存在です。
1つの商品で複数の資産に分散投資ができる上に、株のように自由に売買できるという点で、バランスの良い投資商品として知られています。

一方で、価格の変動や手数料、流動性といった注意点もありますので、しっかりしくみを理解した上での投資判断が大切です。

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