はじめに
「投資を始めたいけど、いきなり株やFXはちょっと怖い…」そんな初心者におすすめされるのがMMF(マネー・マネジメント・ファンド)です。
MMFは、安全性が高く、比較的安定したリターンが期待できる短期金融商品で、まず投資に慣れるためのステップとして選ばれています。
この記事では、MMFとは何か、どんな仕組みなのか、他の投資商品との違いは何か、初心者が選ぶ際の注意点などをわかりやすく解説していきます。
低リスクで始められる投資の第一歩として、ぜひMMFを理解してみましょう。

MMFとは?
MMFとは「マネー・マネジメント・ファンド」の略で、主に短期の公社債やCD(譲渡性預金)など、安全性の高い金融商品に投資する投資信託です。
投資初心者でも安心して始めやすい、リスクの低い運用商品として知られています。
投資信託について詳しく知りたい方は以下を参考にしてください。
メリット
元本割れリスクが低い
MMFは短期国債や信用力の高い債券など、安全性の高い商品で運用されています。
大きく値動きすることは少なく、安定志向の人に適しています。
少額から投資可能
証券会社によっては数千円〜購入できるので、初めてでも始めやすいです。
預金より高い利回りが期待できる
利率は時期によりますが、普通預金よりも有利なことが多いです。
少額からの投資が可能
証券会社によっては数100円〜購入できるので、初めてでも始めやすいです。
債券については以下を参考にしてください。
デメリット
MMFは比較的安全性の高い投資商品ですが、以下のような注意点やデメリットもあります。
運用前にしっかり理解しておきましょう。
元本保証ではない
MMFは預金とは異なり、元本が保証されているわけではありません。
リスクは低いものの、損失が出る可能性はゼロではありません。
一部商品は新規購入が停止されている
日本国内では過去にMMFの運用停止や新規受付終了が相次ぎ、2025年現在は海外のMMFが主流になっています。
商品選びには注意が必要です。
為替リスクがある(外貨建てMMF)
外貨建てMMFでは、為替の変動により損失が出る可能性があります。
為替相場をある程度理解していることが望まれます。
外貨建MMFについては以下を参考にしてください。
他の投資商品との違い
定期預金
安全性はMMFと同程度だが、利回りは低め。
株式投資
高リターンが狙えるが、価格変動が大きくリスクも高い。
投資信託(一般)
銘柄によってリスクが大きく異なる。MMFはその中でも低リスク型。
初心者がMMFを始めるポイント
- ネット証券や銀行のサイトから簡単に購入できる
- 少額からでもスタート可能
- 「まずはやってみる」という感覚でOK
- 口座開設・購入・解約すべてオンラインで完結
投資信託と個別株投資の違いについて、FANG+を例に、お弁当で解説した記事がありますので、以下をチェックしてみてください。
まとめ
MMFは、投資初心者が資産運用の世界に一歩踏み出すために最適な金融商品です。
リスクが比較的低く、仕組みもシンプルなため、「投資を始めてみたいけど不安…」という方にぴったりです。
まずは小額からMMFで運用を始め、自分の投資スタイルを見つけていきましょう。