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FIREとは?種類ごとの特徴も解説

はじめに

近年よく耳にする「FIRE(ファイア)」という言葉。これは「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取ったもので、日本語では「経済的自立と早期リタイア」と訳されます。
つまり、十分な資産を築き、働かなくても生活できる状態を作り出し、早めに会社勤めなどから自由になる生き方を指します。

この記事では、FIREの基本と、その種類についてわかりやすく解説します。

早期退職

FIREとは

FIREは、単なる「早く退職する」ことではありません。
働かなくても生活できる資産や収入源を確保し、自分の時間を自由に使えるようになることが目的です。
資産運用や節約によって資産を増やし、その運用益や不労所得で生活費をまかなうのが基本的な仕組みです。

FIREの種類

FIREとひと口に言っても、ライフスタイルによっていくつかのタイプに分けられます。

Fat FIRE(ファット・ファイア)

余裕ある資産を築き、豊かな暮らしを維持しながら早期リタイアをするタイプ。
生活レベルを下げずに自由を手に入れたい人向け。

Lean FIRE(リーン・ファイア)

必要最低限の生活費で暮らすことで、早くリタイアを目指すタイプ。
節約を徹底し、ミニマリスト的なライフスタイルを取る人が多い。

Barista FIRE(バリスタ・ファイア)

資産収入だけでは生活費を全てまかなえないため、アルバイトやパートなどで不足分を補うタイプ。
経済的な自由と社会とのつながりを両立できる柔軟な形。

Coast FIRE(コースト・ファイア)

ある程度まで資産を築いたら、その後は資産運用に任せ、最低限の働き方で生活していくタイプ。
フルタイムで働き続けなくても将来のリタイアが見込める。

まとめ

FIREとは「経済的自立と早期リタイア」を意味し、資産運用と節約を通じて自分の時間を取り戻す生き方です。
その中にも、豊かさを重視するFat FIRE、節約中心のLean FIRE、労働を組み合わせるBarista FIRE、資産を育てながら働き方を緩めるCoast FIREといった種類があります。
自分の価値観や生活スタイルに合った形を選ぶことが、FIREを実現するうえで大切です。

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