はじめに
子どもの頃に習っていた水泳を、大人になってから久しぶりに再開する人は少なくありません。
ただ、いざプールで泳いでみると「すぐ息が上がる」「長く続けて泳げない」と感じることも多いものです。
ここでは、大人が久しぶりに水泳に挑戦するときに長距離を泳ぐためのコツと、目安となる距離について紹介します。

無理にスピードを出さない
久々に泳ぐと、つい力いっぱい泳いでしまいがちです。
しかし最初からスピードを出すとすぐに疲れてしまいます。
まずは「ゆっくり長く」を意識し、フォームを確認しながら泳ぐことが大切です。
呼吸を安定させる
長距離を泳ぐために最も重要なのは呼吸です。
水中で無理に息を止めず、顔を上げたときにしっかり吐き切ってから吸うようにしましょう。
特にクロールでは「吐いてから吸う」を意識するとリズムが安定し、長く泳ぎやすくなります。
力を抜いて泳ぐ
水泳は「いかに水の抵抗を減らすか」がポイントです。
腕や足に余分な力が入っているとすぐにバテてしまいます。
水に体を浮かせるように意識し、肩や首の力を抜くことで、省エネで泳ぐことができます。
休憩を挟みながら距離を延ばす
いきなり1000mを通しで泳ぐのは大変です。
最初は50mや100mを区切って泳ぎ、休憩をはさみながら合計で500m〜800m程度を目安にするとよいでしょう。
慣れてきたら1km(1000m)を目標にチャレンジしていくのがおすすめです。
最初から無理をすると疲労やケガにつながるため、段階的に距離を延ばしていくのが安全です。
平泳ぎや背泳ぎを組み合わせる
クロールだけで長く泳ぐのは体力的にきついため、平泳ぎや背泳ぎを混ぜると良いリズムになります。
呼吸がしやすい泳法を組み合わせることで、疲れをリセットしながら距離を稼げます。
まとめ
久々に泳ぐ大人は、最初は合計500m〜800m程度から始め、慣れてきたら1kmを目標にすると良いでしょう。
長距離を泳ぐコツは「ゆっくり泳ぐ」「呼吸を安定させる」「力を抜く」ことです。
休憩を入れつつ泳法を組み合わせれば、無理なく距離を延ばすことができます。焦らずステップを踏むことで、水泳の楽しさを再び味わえるはずです。