はじめに
オートロック付きのマンションやエレベーターは、防犯性を高めるための大切な仕組みです。
しかし実際には、住民が出入りするタイミングを狙った「共連れ(テールゲーティング)」によって、不審者が侵入してしまうケースがあります。
日常のちょっとした油断がトラブルの原因になりかねません。
本記事では、共連れを避けるために心がけたいポイントを解説します。

共連れとは?
共連れとは、オートロックの住居や施設に入るとき、住人の後ろについて不審者が一緒に入ってしまうことです。
正規の鍵や暗証番号を使わずに侵入できるため、防犯性を大きく下げる原因となります。
共連れを防ぐ心がけ
- 知らない人を安易に入れない
- 住人や宅配業者を装っている場合もあるため、顔見知り以外は「どうぞ」と声をかけないようにする。
- 振り返って確認する
- 入館後に後ろから人が入ってこないか、ドアがしっかり閉まったかを確認する習慣をつける。
- 音楽を聴いていると周りの気配に気が付かないこともあります。
自宅付近になったらイヤホンを外すなどして周りを警戒するのも方法の一つかもしれません。
- エレベーターでも注意する
- 不審に思う人物が同乗してきた場合は、いったん乗らずに見送る、あるいは管理人や警備員に相談する。
- 宅配や来客を装うケースに注意
- 「宅配です」と言って後ろから一緒に入ろうとするケースもあるため、必ずオートロック越しに確認する。
防犯意識を高める工夫
- 住民同士で声をかけあう
- 共連れを防ぐには、住民全体の意識が大切。
挨拶を交わすことで「知らない人」を見分けやすくなる。
- 共連れを防ぐには、住民全体の意識が大切。
- マンションのルールを徹底
- 管理組合で「共連れ禁止」を明確に伝える掲示を出す。
- 不審者は管理人や警察へ通報
- 一人で対処しようとせず、専門機関に連絡することが重要。
まとめ
オートロックやエレベーターの共連れは、日常の小さな油断から発生します。
- 知らない人を安易に入れない
- ドアが閉まるまで確認する
- 不審に思ったら距離を取る
この基本を徹底するだけでも、防犯効果は大きく高まります。
安全な住環境を守るために、一人ひとりが意識して行動することが大切です。