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レム睡眠が減ると認知症リスクが高まる?最新研究から考える関係性は?

はじめに

睡眠は心身の健康に欠かせない要素ですが、中でも「レム睡眠」は記憶や学習、脳の整理に重要な役割を果たすといわれています。
近年の研究では、レム睡眠の減少が認知症リスクを高める可能性があることが報告され、注目を集めています。

この記事では、レム睡眠と認知症の関係について解説します。

レム睡眠で見る夢

レム睡眠とは?

レム睡眠(REM睡眠)とは、眠っている間に脳が活発に働いている睡眠段階のことです。
夢を見るのもこの時期で、記憶の整理や情報処理に関わるとされています。
一晩の睡眠の中でノンレム睡眠と交互に繰り返され、全体の20〜25%程度を占めるのが一般的です。

レム睡眠と認知症リスクの関係

複数の研究で、レム睡眠が少ない人は将来的に認知症を発症するリスクが高いと示されています。

  • レム睡眠は脳内の老廃物を排出する働きに関与している
  • 記憶の固定や整理を行うため、減少すると物忘れが起こりやすくなる
  • レム睡眠の不足は脳の神経細胞に悪影響を及ぼし、アルツハイマー病の原因とされるアミロイドβの蓄積を促す可能性がある

こうしたことから、レム睡眠の減少は認知症リスクの上昇につながると考えられています。

レム睡眠を減らさないための工夫

  • 規則正しい睡眠習慣を守る
  • 寝る前のスマホやカフェインを控える
  • 適度な運動や日中の活動で体内リズムを整える
  • 睡眠障害(無呼吸症候群など)が疑われる場合は医療機関に相談する

まとめ

レム睡眠は、脳の健康を保つために欠かせない役割を持っています。
近年の研究から、レム睡眠が減少すると認知症のリスクが高まる可能性が指摘されており、質の高い睡眠を確保することが重要です。
日々の生活習慣を整えることが、脳を守る第一歩といえるでしょう。

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