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アメリカの独立記念日が7月4日になったのはなぜ?

はじめに

アメリカでは毎年7月4日に「独立記念日(Independence Day)」が祝われ、盛大な花火やパレードが行われます。
この日は、アメリカにとって最も重要な祝日のひとつですが、なぜ7月4日が独立記念日として定められたのでしょうか?
本記事では、アメリカ独立の歴史と7月4日に込められた意味について詳しく解説します。

アメリカの国旗

アメリカ独立の背景

アメリカが独立する前、現在のアメリカ合衆国の地域はイギリスの植民地でした。
しかし、18世紀後半になると、イギリスの支配に対する反発が強まり、独立を求める声が高まります。

  • 植民地への課税強化
    • イギリスはフレンチ・インディアン戦争(1754〜1763年)で多額の戦費を使ったため、その負担を植民地に押し付けようとしました。
      1765年には「印紙法」を制定し、新聞や公的文書に課税を行いましたが、植民地の人々は「代表なくして課税なし」と反発し、大規模な抗議運動が起こりました。
  • ボストン茶会事件(1773年)
    • イギリス政府が茶の販売を独占し、高い関税を課したことに対して、植民地の人々がボストン港でイギリスの船を襲い、積荷の紅茶を海に投げ捨てる事件が発生しました。
      この「ボストン茶会事件」をきっかけに、イギリスと植民地の対立は激化していきます。
  • 独立戦争の勃発(1775年)
    • 1775年4月、マサチューセッツ州でアメリカ独立戦争(1775〜1783年)が始まりました。
      植民地側は武装し、イギリス軍と戦うことになります。

なぜ7月4日が独立記念日なのか?

1776年7月4日、フィラデルフィアで開催された大陸会議において、アメリカの独立を宣言する「独立宣言」が正式に承認されました。
このため、アメリカでは7月4日を独立記念日と定め、国を挙げて祝うようになったのです。

  • 独立宣言の起草
    • 独立宣言はトーマス・ジェファーソンを中心に起草されました。
      この宣言では、イギリスからの独立だけでなく、「すべての人間は平等に作られている」という理念が明記され、人権思想にも大きな影響を与えました。
  • 7月4日は正式な採択日
    • 実際に独立が決定されたのは7月2日であり、ジョン・アダムズ(後のアメリカ第2代大統領)は「7月2日こそが記念日になるべきだ」と考えていました。
      しかし、7月4日に正式な文章として「独立宣言」が採択されたため、この日が記念日として定着しました。

アメリカの独立記念日の祝い方

アメリカでは7月4日に全国的な祝賀イベントが行われます。

  • 花火大会
    • 独立記念日の夜には、多くの都市で盛大な花火大会が開催されます。
      特にニューヨークの「メイシーズ花火大会」は世界的に有名です。
  • パレード
    • 各地でパレードが開催され、国旗を振る人々やバンド演奏が街を彩ります。
  • BBQ(バーベキュー)
    • 家族や友人と集まり、バーベキューを楽しむのも定番の過ごし方です。
  • 国旗の掲揚
    • 多くの家庭や公共施設では星条旗(アメリカ国旗)が掲げられます。

まとめ

アメリカの独立記念日が7月4日なのは、1776年に「独立宣言」が正式に採択された日だからです。
植民地時代の税制への反発から始まった独立運動は、独立戦争へと発展し、アメリカという国家の誕生へとつながりました。
現在でも7月4日はアメリカにとって最も重要な祝日であり、花火やパレードで盛大に祝われています。

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