雑学 歴史

母の日はいつから始まった?その由来と歴史を解説!

はじめに

毎年5月の第2日曜日に祝われる「母の日」。

しかし、「母の日はいつから始まったの?」「なぜ5月に祝われるの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。

本記事では、母の日の由来や歴史、日本と海外の違いについて詳しく解説します。

母親に花束を渡す息子

1. 母の日の起源

母の日は、アメリカで始まった記念日です。その起源は、19世紀後半のアメリカにさかのぼります。

1-1. アン・ジャービスの活動

  • アン・ジャービスという女性が、南北戦争中に負傷兵を助ける「母の仕事の日(Mother's Work Day)」を提唱。
  • 戦争が終わった後、彼女は平和の象徴として母の日を広めようと活動しました。

1-2. アンナ・ジャービスの運動

  • アン・ジャービスの娘であるアンナ・ジャービスが、母の死後に「母の日を正式な祝日にしよう」と運動を開始。
  • 1908年、アメリカ・ウェストバージニア州で最初の母の日の式典が開催される。
  • 1914年、アメリカのウッドロウ・ウィルソン大統領が5月の第2日曜日を「母の日」として正式に制定

2. 日本における母の日の歴史

日本の母の日は、アメリカの影響を受けて始まりました。

2-1. 大正時代に広まる

  • 1913年頃にキリスト教関係者が日本に紹介。
  • 1931年に大日本連合婦人会が「母の日」を広める活動を開始

2-2. 昭和時代に正式なイベントへ

  • 1949年、戦後の影響でアメリカにならい「5月の第2日曜日」を母の日として制定。
  • それ以降、日本でも全国的に母の日が定着。

3. 母の日の風習とプレゼント

母の日には、母への感謝を伝えるために様々なプレゼントを贈る習慣があります。

3-1. 代表的なプレゼント

  • カーネーション(特に赤いカーネーション)
  • 手紙やメッセージカード
  • お菓子やスイーツ
  • 実用的なギフト(エプロン、アクセサリーなど)

3-2. なぜカーネーションを贈るの?

  • アンナ・ジャービスが、亡き母に白いカーネーションを供えたことが始まり
  • その後、生きている母親には赤いカーネーションを贈る風習が広まった。

参考:「母の日」にカーネーションを贈る理由は?

4. 世界の母の日の違い

母の日の時期や祝い方は、国によって異なります。

日にち祝い方
アメリカ5月第2日曜日カーネーションやプレゼントを贈る
イギリス3月第4日曜日「マザリング・サンデー」として祝う
フランス5月最終日曜日家族での食事会が主流
タイ8月12日王妃の誕生日と合わせて祝う

5. まとめ

母の日は、1908年にアメリカで始まり、日本には大正時代に伝わり、戦後の1949年から「5月の第2日曜日」として定着しました。

  • 起源はアメリカのアンナ・ジャービスの活動。
  • カーネーションを贈る習慣は、亡き母を偲んで白いカーネーションを供えたことから。
  • 世界各国で異なる日にちや方法で祝われる。

この機会に、日頃の感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか?

-雑学, 歴史
-