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卒業式で感動を届けたい…謝辞のポイントと例文とは?

はじめに

卒業式での謝辞は、卒業生を代表して感謝の気持ちを伝える大切な役割です。
教師や保護者、友人たちへの感謝を込めつつ、これからの未来への希望を語ることで、式の締めくくりにふさわしい言葉となります。

謝辞の内容は、小学校、中学校、高校で求められる要素が異なります。
それぞれの段階にふさわしい謝辞のポイントを解説し、具体的な例文を紹介します。

謝辞

小学校の卒業式での謝辞

小学校の謝辞は、素直でわかりやすい表現を心がけることが大切です。
これまでの学校生活の思い出や、先生、家族への感謝を伝えながら、新しい中学校生活への期待を述べると良いでしょう。

  • 楽しかった学校生活の思い出(運動会、遠足、授業など)
  • 先生や友達への感謝
  • 新しい中学校生活への意気込み

例文

「6年間の小学校生活は、楽しいことがたくさんありました。運動会ではみんなで力を合わせて頑張り、遠足では友達と一緒に過ごした時間がとても思い出に残っています。
先生方には、勉強だけでなく、大切なことをたくさん教えていただきました。
これからは中学生になりますが、小学校で学んだことを忘れず、さらに成長していきたいと思います。」

中学校の卒業式での謝辞

中学校の謝辞では、成長の過程や、思春期特有の悩みを乗り越えた経験を振り返ることが大切です。
また、高校生活や進路に向けた決意を述べることで、前向きなメッセージとなります。

  • 中学校での成長(部活動、友人関係、勉強など)
  • 教師や保護者への感謝
  • 未来への決意や夢

例文

「3年間の中学校生活では、たくさんのことを学びました。部活動では仲間と共に努力し、時には悔しい思いをしながらも、成長することができました。
先生方には、学業だけでなく、人生において大切なことを教えていただき、感謝しています。
これから高校へ進学し、それぞれの道を歩んでいきますが、ここで得た経験を大切にし、新たな挑戦に向かって進んでいきます。」

高校の卒業式での謝辞

高校の謝辞は、人生の分岐点としての意味合いが強くなります。
進学、就職、それぞれの道に向かう仲間へのメッセージを込め、これまで支えてくれた人々への感謝を述べることが大切です。

  • 高校生活の思い出(学校行事、進路選択、仲間との絆)
  • 教師、保護者、支えてくれた人々への感謝
  • 卒業後の決意や目標

例文

「高校3年間は、多くの思い出が詰まったかけがえのない時間でした。文化祭や体育祭では、クラスメイトと共に喜びを分かち合い、受験や進路選択ではそれぞれが悩みながらも成長してきました。
先生方や家族の支えがあったからこそ、今日この日を迎えられたことに感謝しています。
これからは、それぞれの道を歩んでいきますが、ここで築いた絆を大切にし、前を向いて進んでいきます。」

保護者代表謝辞というのものあるの?

保護者代表が謝辞を述べることもあります。
これは「保護者代表謝辞」と呼ばれ、卒業式の一部として行われることがあります。
特に、小学校や中学校では、卒業生の保護者を代表して、学校への感謝や子どもたちの成長への想いを伝える場面が設けられることが多いです。

保護者謝辞がある学校とない学校

  • ある学校 → 小学校・中学校に多い(保護者と学校のつながりが深い
  • ない学校 → 高校・大学ではほとんど行われない(生徒が主体となるため)

学校ごとに謝辞を述べる人が異なる場合があるため、実際に行うかどうかは卒業式の流れを確認するとよいでしょう。

まとめ

謝辞は、卒業式の最後を締めくくる大切な言葉です。
小学校では素直な感謝を、中学校では成長と未来への決意を、高校では人生の分岐点としての想いを込めることが大切です。

感謝の気持ちをしっかりと伝えながら、卒業後の未来に向けた前向きなメッセージを届けることで、卒業式がより感動的なものになるでしょう。

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