はじめに
電車に乗る際、運賃は「6歳未満は無料」「6歳以上12歳未満は子ども料金」と定められています。
でも、今やほとんどの駅は無人改札。
駅員さんが切符を確認していた時代とは違って、今や改札はすべて自動。幼児と小学生の区別って、どうやっているんでしょう?
もしかして、センサーか何かで年齢を判断している……?今回はその疑問にお答えします。

自動改札は身長「122.5センチ」を目安にしている
自動改札機には「追従型人間検知センサー」という技術が使われています。
人の通行方向や身長を検知し、「1人ずつ正しく通ったか」を判断する仕組みです。
このセンサーでは、およそ122.5cmの高さに基準を設けています。
これは小学校低学年(6〜7歳)男子の平均身長に相当し、これを目安に子どもかどうかを判別しているのです。
たとえば、子ども用切符やICカードを使って改札を通過時に「ピヨピヨ」という音が鳴るのも、そのためです。
この音が鳴ると、「子どもが通過した」と駅員がすぐに気づけるため、不正利用やトラブルの抑止にもつながっています。
これにより、近くにいる駅員さんが目視で確認できるようになっています。
ただし、身長だけでは判別できないケースもありますよね。
たとえば、160cmを超える小学生や、140cm台の小柄な大人もいます。
そのため実際にはセンサーで完全に判断するというよりは、音と駅員による確認の“合わせ技”でチェックしているというわけです。
ちなみに、大人が子ども料金で不正乗車をした場合、通常運賃の3倍を請求されることもあるので要注意です!
世界初の自動改札は大阪・北千里駅!
今でこそ当たり前のように使われている自動改札機。
その世界初の導入は1967年、大阪の「北千里駅」だったというのを知っていますか?
この画期的なシステムを開発・導入したのは、現在のオムロン株式会社(当時:立石電機)。
オムロンはその後も駅の改札機器やICシステムなどを手がけ、日本国内はもちろん、世界各国でも鉄道の自動化を支えている企業となりました。
日本経済新聞「世界初の自動改札機、オムロン主導」参考

まとめ
日本の鉄道システムは、世界的に見ても非常に優れた技術と運営力を誇っています。
昔は駅員さんが一人ひとり切符を手で切っていた時代もありましたが、今ではICカードをかざすだけで改札をスムーズに通過できます。
現在の便利さは、半世紀以上にわたる進化の積み重ねの結果です。
もしかすると、10年後には顔認証やAIによって、切符すら必要なくなる時代が来るかもしれません。
普段は気に留めない自動改札の仕組みですが、そこには思った以上に精巧で高度な技術が詰まっているのです。
たった数秒の改札通過の裏にある技術、気にしてみるとちょっと未来が見えてくるかもしれません。