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江戸時代には誰でも医師になれた?

現代で医師になるのは簡単じゃないよね

医学部のある大学に進学して、卒業しなくてはいけないものね

明治時代までは医師国家試験がなかったそうだよ?

医師になるために

現代の医師への道のりの第一歩として、国内の大学の医学部で医学を学び卒業して医師国会試験を受けて合格しなくてはなりません。

医師になるまでの経緯は「医者は自分の診療科をどんな風に決めるの?医学部在学中に分野を決めるの?」を参考にしてください。

江戸時代での医師

江戸時代の日本では、誰でも簡単に医者になれるという訳ではなかったです。
ただし現代のような国家資格制度は存在していませんでした。

医者の家系に生まれること
医師から直接学んで技術を継承することで医師になること

が一般的でした。

この時代には西洋医学がまだ日本に浸透しておらず、漢方医学が主流でした。
また医師としての訓練は主に師匠からの見習い制度により行われ、学問としての医学が形成されたのは江戸時代中期以降であったと言われています。

また江戸時代後期には、オランダから伝わった「蘭学」の影響で西洋医学の知識が徐々に広まり、その技術を学ぶための学校も開設されました。
しかし、これらの学校に入学するためにも一定の知識と技術が必要であったため、誰でもすぐに医者になれたわけではありません。

なお医師になるための訓練と教育が確立され、国家試験制度が導入されたのは明治時代以降であり、現代のような医師制度が確立されたのはその時期からです。

まとめ

現代では医師になるには医学部のある大学で最低8年間学び、卒業してようやく医師国家試験受験の資格を与えられ、合格するとようやく医師になれます。

医師国家試験が導入されたのは明治時代以降ですが、誰でも医師になれるというわけではなく、さすがに一定の知識と技術が必要でした。

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